肌は透明感を大切に
まずベースとなる肌メイクは、ナチュラルでありながら、薄く重ねるのがポイントです。最初はコンシーラーを使って、影になりやすい口元や小鼻周り、目元などに明るい肌色を入れます。
次に全体に薄く粉のファンデーションをはたき、その上にミスト系の化粧水をほどこしてください。このとき、化粧水をたっぷりとまんべんなくかけるのが粉っぽさを無くしてナチュラル肌を作るコツです。
このままでもナチュラルメイクとしては十分なのですが、2020年の春メイクとしては少しツヤを差すのがおすすめ。ツヤ肌で人気のファンデボリューマーなどを使います。
頬骨部分や、額など光の当たる場所にツヤを入れると、ナチュラルでありながらツヤのあるツヤ肌メイクを作り上げることができます。オイリー肌でナチュラルメイクなんて無理!と思っている人がいるかもしれません。
しかしそんな人にこそ、このツヤ肌メイクはおすすめ。オイリー肌の人は特にたっぷりと化粧水を使ってください。
柔らかさを大事にした太眉で
化粧っぽさを感じさせない太眉メイクの人気が継続しています。春メイクではこの太眉をふんわりと、柔らかな色合いを使って入れましょう。また、輪郭も丸みを帯びた描き方をしてふんわり感をアップします。
具体的には、三日月を描くような感じの弓なりの形がベスト。直線の強いイメージの眉だと印象が眉に行ってしまうと共に、顔全体の印象が強くなりすぎて春メイクとしてファッションと合わせにくくなってしまいます。
弓なりの太眉を茶系で描き、ナチュラルメイクの印象をサポートする役割をしてもらいましょう。描き方としては、何度も描くのではなく、サッと描いて、散らすようなやり方がふんわり眉を作りやすいと思います。
色合いはアイシャドウを意識して、アイシャドウがピンク系なら茶系、ブルー系なら薄く黒を入れるようにするといいでしょう。ふんわりと描きながらも、眉尻をきちんと描くのも2019年春メイクのコツです。
アイシャドウはしっとりと濡れ感を出して
アイシャドウは濡れ感メイクが2020年春メイクのトレンドです。ブランドコスメで濡れ感専用のアイシャドウも出そうですが、わざわざ専用コスメを買わなくても、手持ちのコスメでも手軽に濡れ感を作る方法があります。
それはグロスとクリームアイシャドウを混ぜて塗るというやり方です。ラメ入りグロスはだいたいの人が持っていると思いますが、それを利用して春用のアイシャドウに変身させてしまいましょう。
ピンクのラメ入りグロスを使えば、2020年春メイクで人気のカラーであるピンク系のラメ入り濡れ感アイシャドウができあがります。手の上などで混ぜ合わせて色合いを確かめてからまぶたに広く入れてください。
このやり方だと、色合いの調節もかんたんにできるのでおすすめ。薄めに広く塗って、アンダーには細く少し濃いアイシャドウかアイライナーを入れると、グラデーション風に仕上げることができます。
リップはボリューム感のある原色カラー
2020年春メイクの特徴として、リップの印象を強くするというものがあります。ビビットな原色系のレッドやピンクを使うのが流行しそうです。顔全体は淡い印象で形作りますが、リップに強い色を差します。
この強弱を使いこなすメイクが2020年春メイクのトレンドとして盛り上がってきています。アイシャドウに濡れ感を出して、リップはマットなレッドにするのが特に人気となりそうです。
カラーは発色のいい、明るい色を選ぶようにしましょう。リップを重ね塗りすることで立体的に見せるグラデーションメイクもおすすめ。内側を濃く、外側を薄いカラーで重ねて立体感を出してみてください。
グラデーションメイクの場合は普通は外側は輪郭よりも広めに塗ることが多いのですが、アイシャドウを濡れ感メイクにする場合には輪郭より内側に塗るとバランスがよくなります。
また、グラデーションではなく、グリッターを乗せるのも流行りだしているので、流行を先取りしたい人は試してみてもいいかもしれません。
レッド系のアイシャドウは秋にも活かすことができる!
季節に応じたメイクってカラーを選んでトレンドに乗るのはとっても楽しいのですが、その流行りの季節が終わったらしばらく出番が無くなってしまうこともよくある話ですよね。薄いピンクなどの当たり障りのない色ならまだいいのですが、レッド系はかなり使い勝手に困ることも。
ですがレッドはスプリングカラーであると同時にオータムカラーでもあるのです!春に購入して季節の流行が終わったレッド系アイシャドウ、秋にもたくさん活用していきましょう。
そもそも毎年秋にトレンドとなるのがベイクドカラー!くすみがかったレッドはまさに旬の色となってくれるのです。
また秋はファッションの色も春夏と比べて地味になりがちな季節ですので、パッと明るく魅惑的なレッド系メイクで存在感を出していきたい!レッド系のアイシャドウを秋に塗るのなら、アイホールから斜め上に広がっていくシャープなイメージで。
キワに向かって明るめのブラウンでグラデーションを付けていきましょう。
またアイホール真ん中にラメハイライトを入れることでよりツヤっぽい印象にになり、春には感じられなかったヌーディーな印象になりますよ。キワに引いたブラウンシャドウは、目尻下部分に三角形になるようにフォローして。
またワンポイントメイクとして、普段のアイメイクに目尻にポンと横楕円に広げてあげるのもおすすめです。
またラメが強くないシャドウでしたら頬とおデコのキワにも塗ることで、チークとシェーディングが一体化したバランスの良い顔つきに。普段のシェーディングと混ぜるとよりメリハリが付きます。
2020年春のコスメ選び
2020年春は華やかさを強調
今までの春メイクはかわいらしいパステルカラーが多かったのですが、2020年の春メイクは、ポイントをくっきり見せる鮮やかな華やかさがトレンドのようです。
とは言え、全体を華やかにするのではなく、基本はナチュラルメイクで、目元や口元などの強調したい部分だけをくっきりと浮かび上がらせるように目立たせる視線吸い寄せタイプのメイクとなっています。
明るい色合いを差し込むだけで、少しゴージャスな雰囲気が出せるのが大きいですね。パステルメイクだと洋服も強いデザインやカラーのものは合わせにくいということがありました。
その点、ピンポイントでも華があると、服装も強い色やデザインを入れやすいので、それもうれしいところでしょう。
明るい原色カラーが人気に
春には珍しく明るい原色カラーがトレンドになったのは、窮屈な毎日を吹き飛ばして元気になりたいという気持ちの表れかもしれません。しかしリップの鮮やかなレッドは、なかなか上手に使いにくい色です。
ポイントとしては目元にラメを入れたときには、リップにツヤを入れない。目元を抑えめにしたときにはリップをウルツヤにするという風に組み合わせること。そうするとうるさくならずにきれいにメイクが決まります。
今回の春メイクは、そうやって全体のバランスを上手に整えることが大切です。レッドが使いにくい場合には、原色系のピンクや、青が入ったピンクなどを使うと、鮮やかさや春らしさを表現できていいでしょう。
あたたかみのあるオレンジに近いレッドもおすすめです。寒い冬から開放されてあたたかくなった喜びを鮮やかなカラーで表現してみましょう。
目的別のアイシャドウで理想の目元を
同じアイシャドウの中でもマット感が欲しい人におすすめしたいのがクリームシャドウ。下地にも使えますがラメ感が強めのものを選ぶことで1本でも充分存在感を感じさせます。発色を増やしたいところは重ね塗りをしていきますが、強く擦らず優しく重ねるのがポイント。
逆にツヤっぽいイメージを求めるのであればやっぱりリキッドアイシャドウ!最近はプチプラでも多くが展開されていますね。
肌にフィットしやすいのでヨレないことが魅力で、発色発光も長持ちします。付ける量を変えることでグラデーションのような効果も出ますので1つは持っておきたい!
発色を求めるのなら、クリームの中でももっと柔らかい「スフレ系」をチョイスするのもアリ。お好みの発色になるまで何度も上塗りすることができますので、グラデーション初心者さんにもぜひおすすめしたい所です。パウダーと合わせれば鬼に金棒。
春メイクにおすすめのコスメアイテム12選
ベースメイク
1.ドラマティックジェリーコンパクト(資生堂)
資生堂マキアージュより、高密着ジェリーのファンデーションです。肌の上にポンポンと乗せるだけでしっかり密着。つや肌に仕上がり、崩れにくいです。
素肌に近いメイクが好きな、ナチュラル派の人にぴったりです。
メーカー:資生堂
発売日:2019年8月21日
希望小売価格:¥3,000(税抜)
ホームページ:ドラマティックジェリーコンパクト|ITEMS|MAQuillAGE|資生堂
2.レブロン カラーステイ メイクアップ(REVLON)
リキッド系のファンデーション。地肌の色に合わせて、幅広いカラーバリエーションから選択できるのが嬉しい下地です。肌に馴染みやすく、伸びも良いテキスタイルで、しかも24時間崩れないのが自慢です。
うるおい成分もたっぷり含まれており、まだ乾燥の気になる春には特におすすめです。
メーカー:REVLON
発売日:2013年5月3日
希望小売価格:¥2,000(税抜)
ホームページ:レブロン カラーステイ メイクアップ
3.ダブルラスティング セラムファンデーション SPF25 PA++(ETUDE HOUSE)
人気の韓国コスメ「エチュードハウス」より。プチプラでありながら崩れにくくて良い!と、SNSでも話題になっている商品です。
気になるシミや凸凹などのカバー力に優れ、べた付かずにサラサラ肌をキープしてくれます。カラーもイエロートーンからピンクトーンまで、春らしいラインナップが勢揃いです。
メーカー:ETUDE HOUSE
発売日:2018年12月1日
希望小売価格:¥2,000(税抜)
ホームページ:ダブルラスティング セラムファンデーション SPF25 PA++
アイシャドウ
1.アイカラートリオ(ANNA SUI)
抜群の発色と、美しい色合いの3色カラー。入れ物もおしゃれなので、メイクのたびにウキウキした気分になれますね。シーズンごとに新作も登場するので、2020年のスプリングコレクションにも注目度が高まります。
ちょっぴり背伸びしたい人やセレブ気分を味わいたい人にぴったりです。
メーカー:ANNA SUI
発売日:2019年9月20日
希望小売価格:¥3,800(税抜)
ホームページ:アイカラートリオ
2.マイヌーディーアイズ(KOSE)
ベージュやブラウンをベースにしたカラーで、美しいグラデーションを描ける4色使い。春にぴったりなピンクベージュ系のBE-2は、2019年上半期ベストコスメプチプラメイクアップ部門賞1位に輝きました。
メーカー:KOSE
発売日:2019年2月16日
希望小売価格:¥1,200(税抜)
ホームページ:マイヌーディーアイズ
3.デザイニングカラーアイズ(SUQQU)
スックの4色アイカラーパレットは、和風テイストの柔らかな色味が魅力。種類ごとに「夕茜」「涼月」と、古典的なネーミングとなっており、それぞれの持ち味が良く表れていますね。
カラーバリエーションも豊富で、シーズンごとに使い分けるのもアリかも知れません。
メーカー:SUQQU
発売日:2017年1月20日
希望小売価格:¥6,800(税抜)
ホームページ:デザイニングカラーアイズ
チーク
1.チークポップ(CLINIQUE)
クリニークのチークシリーズは、可愛い花の形が特徴的。限定カラーもちょくちょく登場するので、チークにこだわりたいならぜひともチェックしておきたいところです。
上品で血色感のあるカラーが揃っているので、春にふさわしいメイクに活用できそうです。
メーカー:CLINIQUE
発売日:春の新作は未定
希望小売価格:¥3,300(税抜)
ホームページ:チークポップ
2.グロウフルールチークス(CAN MAKE)
800円という超プチプラでありながら、値段以上のクオリティを発揮します。ピンクやナチュラルオレンジをベースにしたカラーが揃っており、可憐な少女を思わせるような肌を作り出してくれます。
顔色を明るく、そして可愛らしく見せたい人におすすめです。
メーカー:CAN MAKE
発売日:2019年2月1日
希望小売価格:¥800(税抜)
ホームページ:グロウフルールチークス
3.マルチハートカラー(Melliesh)
人気モデルの菅野結以さんプロデュースのコスメ・メリッシュは、しまむらで買えるプチプラタイプ。ぷっくりしたハート型の容器も可愛いです。
発色も良く、ピーチやアプリコットをイメージした、女性らしいカラーが勢揃い!何よりすごいのは、チーク・アイカラー・リップの3WAY使いができるところです。
使い勝手が良いため、1つ持っていると非常に便利です。
メーカー:Melliesh
発売日:不明
希望小売価格:¥380(税抜)
ホームページ:なし
リップ
1.ハニーポンプグロスNEO(マジョリカマジョルカ)
480円と求めやすい値段で、パッケージのデザインも目を引くセンス。そんなマジョリカマジョルカのチューブグロスは、リピーターも多いそうです。
ちゅるんとしたツヤとジューシー感。そして、甘い香り(なめると美味しいです)。ヌーディーカラーからクリア系まで、好みに合う1点がきっと見つかるでしょう。
メーカー:マジョリカマジョルカ
発売日:2009年7月21日
希望小売価格:480円(税抜)
ホームページ:ハニーポンプグロスNEO
2.カラーフィットルージュ(FASIO)
ファシオのリップスティック。カラーラインナップは全20種類で、フレッシュタイプ、ナチュラルタイプ、エレガントタイプと3つのジャンルに分かれています。
塗りやすくてべた付かず、色味も自然で嫌味のない唇に仕上がります。春に限らず、オールシーズン用に何本か持っておくとメイクの幅も広がるのではないでしょうか?
メーカー:FASIO
発売日:2016年10月16日
希望小売価格:¥1,400(税抜)
ホームページ:カラーフィットルージュ
3.口紅がいらない薬用リップ うすづきUV(近江兄弟)
口紅やグロスは、よくよく考えると食事と一緒に食べてしまっているわけです。また、コーヒーカップでお茶を飲むとべっとりと付着します。
それらのことになんとなく抵抗を感じる人におすすめなのは、近江兄弟の色づき薬用リップです。リップクリームなのですが、ほんのりと色づいて唇のケアもできます。
しかも、べっとりと付着しない上に色も落ちにくいです。なかなか賢いアイテムですね。
メーカー:近江兄弟
発売日:2009年9月1日
希望小売価格:¥500(税抜)
ホームページ:口紅がいらない薬用リップ うすづきUV
まとめ
2020年の春メイクのトレンドを紹介させていただきました。どうでしたか、参考になりましたでしょうか。コスメもブランドものはお値段が高いので、トレンドを追いかけていると金銭的な負担が大変です。
しかし、既存のコスメを工夫して、トレンドのメイクを再現することは可能である場合が多いのです。代用できる部分は手元のコスメで代用して、新作コスメで、これだけは欲しい!というお気に入りのものを見つけましょう。
お気に入りの1点買いというのも、なかなかオシャレ女子らしくていいのではないでしょうか。