【2020年のクリスマス】今年のクリスマスはアイシングクッキーがおすすめ!アイシングクッキーで写真映えも間違いなし!

気づけばもう11月ですね。ハロウィンも終わり、イベントは残すところあとクリスマスのみです。毎年クリスマスとなるとクリスマスケーキをどうするか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

毎年同じようなケーキになりがちですがアイシングクッキーを飾れば、華やかさはもちろん、自分好みのケーキに簡単にすることが可能です。

そこで今回は、アイシングクッキーとは何か。その作り方から頼み方まで紹介していきたいと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

そもそもアイシングクッキーとは?

そもそもアイシングクッキーの「アイシング」とはなんのことだかご存じでしょうか。まず、アイシングとは粉糖と卵白を混ぜて作ったクリームのことです。そのアイシングクリームを使って、クッキーの上にデザインをしたものをアイシングクッキと言います。

アイシングには油分が含まれていないため、空気に触れるとすぐに固まります。そのため、作ったアイシングクッキーは持ち運びが簡単にでき、プレゼントに最適なお菓子となるんです。

好きな色をつけて、文字やレースを書いたりすることができるため、贈りたい方へ想いを伝えることができるというのがアイシングクッキーの魅力です。

アイシングの意味と由来

アイシングは砂糖を使ったものですが、そもそも砂糖を使ったデコレーションが生まれたのはイギリスです。

16世紀から17世紀にかけて、砂糖は胡椒や香料などの香辛料と同様にとても高級なものでした。そのため、庶民は手に入れることができず、王室や貴族だけが楽しむことができる貴重なものでした。

なかでも砂糖は神秘的な意味があるとみなされ、食べるだけでなく薬としての効能を期待されていました。また、砂糖は精巧に細工した飾りとして国王や貴族のパーティーなどに用いられていました。

砂糖は庶民には手の入らないほど非常に高級であったことやまっ白な色ということが、神々しく、権威の象徴のようにみえたため、権力を誇示するために砂糖を飾りとして使っていました。

その砂糖を使った細工を作る技術が発展し、その技術のひとつがアイシングでした。

アイシングとは、アイシングクリームが氷(ice)のようにみえることに由来しています。

確かに、固まったアイシングはキラキラと輝いて見えます。

1840年にイギリスで、ビクトリア女王のウェディングケーキをアイシングを使ってデコレーションしました。女王がそのケーキを賞賛したことを受け、ロイヤルという名前をつけました。

今でもイギリスではアイシングの技術のことを「ロイヤルアイシング」と呼んでいます。一方、日本ではアイシングやアイシングクリームといわれることが多いです。

現在は…

アイシングクッキーは、元々はシュガークラフトという砂糖ペーストで作った観賞用のデコレーションケーキの技術のひとつでした。

その後、クッキーの上にアイシングを絞ってデコレーションしたクッキーがイギリスやアメリカで作られるようになりました。イギリスやアメリカでは2010年以前に流行し、今では定番の贈りものとなっています。

フランスやドイツなどのヨーロッパの国々では、アイシングを使ってクリスマス用のスパイスクッキーにデコレーションして、冬の定番のお菓子となっています。

日本では2011年頃に知られるようになり、徐々に人気が出てきて広く知られるようになってきました。

今後は、他の国と同様に、ますます人気が出てくることが予想されますし、アイシングクッキーは自由にデザインができ、気持ちを伝えることのできるお菓子ですので、贈りものの定番となるのではないでしょうか。

今では、徐々にアイシングクッキーの教室やオーダーメイドが増えてきており、今後も増えていくでしょう。

これからもアイシングクッキーからは目が離せないものとなっています。

簡単なアイシングクッキーの作り方

簡単にできるアイシングの作り方や模様の描き方などをご紹介します。アイシングはラッピングもしやすく、日持ちするのでプレゼントにもおすすめです!少ない材料と家にある道具で作ることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

はじめに用意したいもの

必要なアイテム

ボウルアイシングを作るときに使用します。
・ハンドミキサー:(なければ泡立て器) アイシングを混ぜるときに使用します。
丈夫なラッピング用ビニール袋かクッキングシート: アイシングを入れるコルネを作るときに使用します。クッキングシートで作る場合はテープがシートに貼り付かない可能性があるので、ホッチキスも用意しておくと便利です。
・テープ:コルネを作るときに使用します。
・小さめのお皿やカップ: 作ったロイヤルアイシングを小分けにし、硬さの調節や色付けなどをするときに使います。
つまようじ: アイシングを塗り広げたり、細かい部分を修正するときに使用します。
・粉糖: ロイヤルアイシングを作るときに使用します。粉糖には種類があり、アイシングに向いているのは「純粉糖」「コーンスターチ入り粉砂糖」「オリゴ糖入り粉砂糖」です。また、粉糖の中でも水に溶けにくく作られた「泣かない粉糖」はアイシングに向いていないので購入する際は注意してくださいね。
・卵白: ロイヤルアイシングを作るときに使用します。業務スーパーやネットで購入できる乾燥卵白でも代用することができます。
・食紅: アイシングに色を付けるときに使用します。アイシングには主にジェルタイプの食紅が使用されますが、スーパーで購入できる粉タイプのものでも色を付けることができます。粉タイプを使用する場合は、食紅を少量の水に溶かしてから使うと色ムラができにくいですよ♪
・アイシングしたいもの: クッキーやカップケーキなどデコレーションしたいものを用意してください。

ロイヤルアイシングの作り方

ロイヤルアイシングの基本的な作り方と色の付け方をご紹介したいと思います。
材料2つでできてしまうので、とても簡単で初心者さんにもおすすめですよ! アイシングは数滴の水ですぐに柔らかくなってしまうので、今回のレシピは硬めのアイシングができるようになっています。使うときは小分けにして水を数滴垂らし、好みの硬さにしてから使ってくださいね。
また、アイシングは空気に触れるとすぐに固まってしまいます。使わないときはアイシングの表面にクッキングシートを張り付けるように乗せ、その上からボウルにラップをしておきましょう!

材料

・粉糖  150g
・卵白  25g

作り方

作り方①:柔らかくなり過ぎたアイシングを調整したいときのために、10gほど別の容器に入れてとっておきます。
作り方②: 卵白をボウルに入れ、泡立て器で軽くほぐしておきます。
作り方③: 卵白がほぐれたら、粉糖を全量ボウルに加えます。 ※純粉糖を使用する際は、ダマになりやすいので粉ふるいでしっかりとふるってからボウルに加えてください。
作り方④: ハンドミキサーでアイシングにツヤが出るまで混ぜます。ハンドミキサーがない場合は、泡立て器で代用してくださいね。
作り方⑤:アイシングにしっかりとツノが立てば完成です!

色の付け方

色の付け方①: 食紅をつまようじに取り、アイシングに数滴垂らします。
色の付け方②:スプーンでしっかりと混ぜ合わせたら完成です!写真のようにツノが立って折れ曲がるくらいの柔らかさが、文字や細かい部分を描きやすいです。ぜひ目安にしてみてください。
作るときのコツ:アイシングはとにかく混ぜることが大切です!ロイヤルアイシングを作るときや色を付けるときにしっかりと混ぜ合わせていないと、乾燥した際に色ムラができて汚い仕上がりになってしまいます。最低でも5~6分は混ぜるといいですよ!

コルネの作り方

コルネとは、アイシングを入れる絞り袋のことです。市販で安く購入できるラッピング用のビニール袋などをハサミで切り開いて作るのがおすすめです!また、クッキングシートを使用する場合はテープが貼り付かない可能性があるので、ホッチキスを用意してお区といいでしょう。

作り方

作り方①:ラッピング用ビニール袋やクッキングシートをハサミで二等辺三角形に切り取ります。 ※今回は分かりやすいように紙を使用して説明しています。
作り方②: 星マークのDの部分にコルネの先端を作るイメージで、手前の角を真ん中の角に向かってくるっときつく巻きます。
作り方③:次に先ほどの巻いた部分に重ねるようにして反対側の角も巻きつけ、先端がしっかりと尖るように指を動かして調節します。
作り方④:巻き終わりの部分をテープでしっかりと固定します。
作り方⑤:コルネの中にアイシングを入れたら、右端を折り込みます。
作り方⑥: 次に、左端も同じように折り込みます。
作り方⑦: 最後に上から2~3回折り曲げてテープで固定したら完成です!アイシングを絞るときは、先端をハサミで2mmほどカットしてから使います♪

アイシングの書き方

直線

アイシングをまっすぐに引く方法です。マスターすれば、絵や文字も簡単に描くことができるようになります!アイシングはツノが折れ曲がり、スプーンで垂らすとゆっくりと流れ落ちていく硬さを目安にすると描きやすいのでぜひ参考にしてみてください。

描き方

書き方①:クッキーに押し付けるようにして描き始めのアイシングを乗せます。
書き方②:そのまま先端を少しだけ持ち上げてアイシングを浮かせながら、手を横にスライドさせます。
書き方③:最後に軽く先端をクッキーに押し付け、ゆっくりと離せば完成です!

ベース塗り

アイシングを広い範囲に塗る方法です。アイシングは、スプーンですくうとなめらかに流れ落ちて、5秒ほどで跡が消える程度の柔らかさが目安です!水を数滴ずつ垂らしながら調節してくださいね。

描き方

書き方①:クッキーの形に合わせてふちを描きます。
書き方②:ふちの中をアイシングである程度塗りつぶし、細かい部分をつまようじで修正したら完成です!

いろいろな模様の書き方

ハート

書き方①:クッキーにコルネの先端を押し付けます。
書き方②:しずくを描くイメージでアイシングをスッと引っ張りながら離します。
書き方③: V字になるように、反対側もアイシングを置いてそのままスッと離したら完成です!

ドット

書き方①:点を描くイメージでアイシングを乗せ、先端を離します。これをバランスよく散りばめたら完成です!点にツノが立ってしまったときは、つまようじで軽く押さえるときれいになりますよ。

書き方①:ハートを描いたときと同じように、しずくを作るイメージで中心に向かって花びらを描きます。
書き方②: バランスを見ながら花びらを5枚ほど描きます。
書き方③:花を散りばめるように数個描きます。
書き方④:ドットと同じように、花びらの中心に点を乗せたら完成です!

初心者におすすめのアイシングデザイン5選

アイシングデザイン①:クマさんアイシング

かわいらしいクマのアイシングは2色で作れる簡単アイシングです!ひとつずつ表情や手の形を変えれば、オリジナリティ溢れるクッキーに。お腹の部分にメッセージを描いてもかわいく仕上がりますよ。

アイシングデザイン②:スノーアイシング

星やツリーの形のクッキーに白いアイシングを塗り、アラザンやクリスタルシュガーを散りばめるだけの簡単レシピ♪アイシングは白しか使わないので、食紅を使わずに作ることができます。クリスマスプレゼントにもぴったりのデザインです。

アイシングデザイン③:ガーリーアイシング

ベースが乾く前にアイシングを乗せると、一体化したドット模様を作ることができます!色の組み合わせせ次第で、ガラッと雰囲気が変わるので自分の好きな色で作ってみてくださいね。リボンが描かれたかわいいアイシングクッキーはバレンタインにもおすすめですよ。
誕生日にぴったりなデザインのアイシングクッキーを乗せた特別なバースデーケーキは、お子さんも喜ぶこと間違いなしのレシピです♪年齢をかたどったクッキーやプレート型のクッキーをかわいくアイシングすれば、手作りケーキもさらに豪華に見えますよ。

アイシングデザイン⑤:アニマルアイシング

動物の形のクッキーにシンプルなアイシングをしたひと品です。さまざまな表情の動物たちがとってもキュート!このアイシングなら、お子さんと一緒にも楽しめますね。たくさん作ってプレゼントにしても喜ばれますね

「Acorn Milk sweets & design(エイコーンミルクスイーツアンドデザイン)」

まず最初にご紹介するおすすめのお店は有名人気店「Acorn Milk sweets & design(エイコーンミルクスイーツアンドデザイン)」です。

愛知県出身の町田 香里さんがオーダーの有名人気店。バンタン製菓学院卒業後はパティスリーに勤務していましたが退職。その後、自宅やイベントでスイーツの販売を行なっています。

パステルカラーのアイシングクッキーは女子ウケ抜群。自分用はもちろんプレゼントにもおすすめですよ。

「couleurire cookie(クルーリールクッキー)」

続いてご紹介するおすすめ店は「couleurire cookie(クルーリールクッキー)」です。クルーリールクッキーは兵庫県の淡路島にあるアイシングクッキー専門店。注文後に一つ一つ手作りで仕上げてくれるオーダーメイドのクッキー店です。

モチーフだけではなくキャラクターのアイシングクッキーもオーダーできるので、子供にプレゼントしても喜ばれるでしょう。1まいからオーダーできるので、気軽に注文できるのも嬉しいです。

「sweetsboxSalut(スイーツボックスサリュ)」

続いてのおすすめ店は「sweetsboxSalut(スイーツボックスサリュ)」です。スイーツボックスサリュは東京にある通販のアイシングクッキー専門店。国産の原料と甘さ控えめのアイシングを使ったクッキーを購入できます。

こちらのお店の特徴は何と言ってもプリントアイシングクッキー。お気に入りの写真やイラストをそのままクッキーにプリントすることができます。誕生日ケーキのデコレーションなどにもピッタリで、ケーキに合わせてオーダーする人が多いようです。

「Sunbaked Sweets(サンベイクドスイーツ)」

続いてのお店は「Sunbaked Sweets(サンベイクドスイーツ)」です。サンベイクドスイーツはアイシングクッキーの人気店。雑誌「CLASSY WEDDING」やテレビ・新聞などのメディアに数多く取り上げられています。

販売されているアイシングクッキーは可愛いものばかり。クリスマスやハロウィン・結婚式や出産祝いなど季節に合わせた商品も販売されているので、一度HPをのぞいてみてはいかがでしょうか?

「Lumos(ルーモス)」

続いてご紹介するのは「Lumos(ルーモス)」です、ルーモスは元々お稽古サロンとしてお菓子作りを教えていました。趣味で始める人から講師になりたいという人まで幅広く対応しています。

また、そのお稽古サロンの延長でアイシングクッキーのオーダーも受け付けておられます。心を込めて作られた可愛い作品ばかりですので、ホームページを見て気に入った人はぜひ購入してみてください。

「ANTOLPO(アントルポ)」

続いてのお店は「ANTOLPO(アントルポ)」です。アントルポは実店舗はなく、メールでのみ注文を受け付けているオーダー制のアイシングクッキー店です。

オーナーの小倉千紘さんは製菓専門学校のエコール辻東京を卒業。その後、洋菓子店に3年間勤めたのちに独立。ティファニーやチャネルブルガリなどにもアイシングクッキーを提供している実力派で、2013年には本も出版しています。

小倉さんの作り出す繊細すぎるアイシングクッキーはクッキーの領域を超えているものばかり。ファンも多く、アイシングクッキー店の中でも一目置かれている存在です。一度インスタグラムをチェックしてみるとすごさがわかります。

「Camomille Cookies(カモミーユクッキーズ)」

最後にご紹介するのは「Camomille Cookies(カモミーユクッキーズ)」です。カモミーユクッキーズも元々渋谷にあったお店を閉店し、ウェブショップに転向したお店。可愛いアイシングクッキーがたくさん販売されています。

バレンタインのキュートなクッキーは例年大人気ですので、購入を検討している人は早めに注文しておきましょう。

アイシングクッキーのおすすめのお店【通販・店舗】

ここまでは実店舗がないネット通販のみのお店をご紹介してきました。しかし注文する前に実際の商品を見たい。オーダーする前にどんなデザインにするか相談したいという人もいるでしょう。

そんな人には実店舗があるアイシングクッキー屋さんがオススメです。東京都で営業しているアイシングクッキー店を2つご紹介しますので、購入を検討している人は一度のぞいてみてはいかがでしょうか?

【東京都】ほんわりしたデザインがかわいい「SAC about cookies(サクアバウトクッキーズ)」

まず最初にご紹介するのは「「SAC about cookies(サクアバウトクッキーズ)」です。サクアバウトクッキーズは渋谷区にある小さなクッキー店。

酸っぱいレモンのアイシングをかけたクッキーは素朴な見た目が人気の商品です。もちろん店舗でも購入できますが、オンライン販売もありますのでお好きな方を利用してください。

住所 〒151-0063

渋谷区富ヶ谷2‐17‐12 1F

電話番号 03-6804-7924
営業時間・定休日 営業時間:11:00~19:00

定休日:日曜日、第2・第3月曜日

アクセス 駒場東大前駅(東大口) 徒歩7分(560m)
公式URL http://sac-about-cookies.com/

【東京都】店舗で注文ができる「SweetsHolic(スウィーツホリック)」

続いてご紹介するのは「SweetsHolic(スウィーツホリック)」です。スウィーツホリックはハンドメイドのアイシングクッキー専門店。結婚式のプチギフトや出産祝いにも贈れるような可愛いクッキーが揃っています。

またこちらのお店ではオーダー方法がとても豊富。規定の商品にカラーの変更や名入れをしてもらえる「カスタムオーダー」とデザインを全て指定できる「フルオーダー」があります。

お見舞いやお返しなど、様々な場面で使える可愛いクッキーばかりですので是非チェックしてみてください。

住所 東京都港区南青山1-9-6 杉浦ビル101
電話番号 03-6804-6554
営業時間・定休日 金曜日 10:00-19:00
土曜日 10:00-16:00週2日間のみの営業
アクセス 青山一丁目駅南口から徒歩約5分
公式URL https://sweetsholic.com/

さいごに

今回はみても食べても楽しいアイシングクッキーについてご紹介しました。一見難しそうにみえるアイシングですが、コツを掴めばとても簡単に作ることができます♪初心者さんでも失敗しにくいロイヤルアイシングは、クッキーだけでなくマカロンやケーキにデコレーションすることもできますよ。

また、オーダーを受け付けているアイシングクッキーのお店は実店舗を持たないところが多く、インターネット注文が中心のようです。実際に商品を見ることができないので心配かもしれせんがホームページやインスタグラムを解説しているお店がほとんどなので、画像を参考にすると失敗もなさそうですね。