夏といえばわらび餅を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私もわらび餅が好きでスーパーや和菓子屋さんに入ればすぐ手に取ってしまうほど。わらび餅って最高においしいですよね!そんなわらび餅が最近ドリンクとなっているのをご存じですか?そこで今回はわらび餅ドリンクを販売しているお店を紹介していきたいと思います。
今さら聞けないわらび餅って?
わらび餅は、名前の通り山菜の「わらび」の根から取り出したデンプンを乾燥させたものに水と砂糖を混ぜてこねたものです。
【歴史】
始まりは平安時代、京都や奈良を中心に作られ始めたとされています。醍醐天皇の好物だったという言い伝えもあります。当時のわらび餅は、丸い形の中に餡が入っているのもので、お茶席用の贅沢な菓子でした。
その後鎌倉時代に中国から茶道や点心が伝来し、わらび餅がお茶菓子や点心として洗練され、現在のわらび餅の姿になったのだとか。
けっこう古くから、日本人のお茶菓子などとして楽しまれてきたんですねぇ。
~製法~
わらび粉に水と砂糖等を混ぜる。
火にかけてデンプンを糊化させる事でドロドロにする。
これを常温で10分くらい冷ます。
これにきな粉をふるなどして食べる場合もある。わらび粉はワラビの地下茎から得られるデンプンだが、高価なので芋、タピオカ、葛などのデンプンを混ぜたものを用いる場合も多いみたいですよ。また、上述の作り方だと、時間をおいたり、冷蔵庫で冷やすなどすると、デンプンの老化により再び固くなってしまうが、トレハロースを混ぜておく事でこれを防ぐことができるそうです。
全国わらび餅ドリンク11選
わらび餅を知らなかった方も知ってたけどやらび餅の由来まで。わらび餅ドリンク」とは、その名の通り、ドリンクにわらび餅を入れた新感覚メニューで、タピオカとはひと味違ったプルプル食感と、ホッとする甘さが楽しめるデザートドリンクです。さてここからはお待ちかねの全国でわらび餅ドリンクが販売されているお店を紹介していきたいと思います。
菓ふぇ MURAKAMI / 東京・押上、石川・金沢
童庵(豊橋)
和菓子屋さんのわらび餅ドリンクです。本店と牛川店のみでの販売です。童庵のわらび餅ラテは、3種類の中から好きな味をチョイスできます。
- 黒糖きな粉・・・500円
- 西尾抹茶・・・500円
- いちご・・・550円
また、カスタマイズとして、+50円で「粒あんのせ」や「ミルクを豆乳に変更」ができるんですよ。「黒糖きな粉」は、童庵特製の黒蜜とミルクの相性がバツグンです。わらび餅ラテの代表格です。よくかき混ぜて飲むと、きな粉とミルクが調和して、さらにおいしくなります。まさに飲むわらび餅と言えるでしょう。
「西尾抹茶」は、西尾産の特選抹茶がふんだんに使われた濃厚な抹茶ラテの中にわらび餅が入っています。「いちご」は、童庵の契約農家から直接仕入れた朝摘みのフレッシュ苺を贅沢に使っています。果肉も味わいながらのわらび餅、また苺ソースとミルクの相性がたまりません。ぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。
おにぎりBar渋谷園(渋谷)
渋谷109のメンズ館7階にあるおにぎり屋さんで、まさかのわらび餅ドリンクが…!タピオカわらび餅ドリンクも販売、最近注目を集めています。頼み方はタピオカと同じ頼み方となっています。
- ドリンクを選ぶ
- 甘さを選ぶ(甘さ控えめ・標準・甘さ濃いめ)
- トッピングを選ぶ(わらび餅 or 黒糖ゼリー)
人気過ぎて売り切れてしまう事もあるそうなので早めの来店をするのがおすすめですよ。
京はしや(神奈川)
宝暦3年(1753年)、初代林屋新兵衛が加賀・金沢の地で創業。その後、京都・宇治に三代目新兵衛が茶園を開き、工夫と努力を重ね、香味に優れたお茶を育んできた「林屋」。京はやしやで人気の「わらび餅」を手軽に、誰にでも楽しめるようにと、老舗茶舗のこだわりのお茶と合わせたドリンクに仕上げてあります。
手作りでじっくりと練り上げた角切りのわらび餅は、優しい黒糖の甘さと噛めば噛むほど旨味が口に広がり、程よいつるんとした弾力と喉越しの良さがドリンクでも楽しめます。お茶は京はやしやの豊富な茶葉の中から厳選し、角切りのわらび餅との相性もピッタリですよ。
彗星軒 サッポロしろ玉 【北海道・札幌】
わらびもち もとこ【東京・巣鴨】
甘味処 鎌倉 弥彦店 【新潟・弥彦】
菓匠 きくたろう 【福岡・北九州】
ばらえTea 若竹園 【 大分・府内町】
雷一茶 【東京・浅草】
OCHABA【東京・新宿】
コンビニで買えるわらび餅ドリンク
これまでは店舗で購入できるわらび餅ドリンクを紹介してきましたが、今現在はコンビニでも手軽に購入できちゃうんですよ。その商品というのが今回ファミリーマートから発売中の「わらびもちは飲みものです。」という商品です。こちらはカップの中にはわらびもちになくてはならない、きなこと黒みつもしっかりと付いている本格さ。わらびもちはあくまで食感とのど越しに関わる存在で、味の決め手にはこのふたつが欠かせませんよね。また、あらかじめ混ざっているのではなく、自分で混ぜて仕上げするというスタイルも、なんだかワクワクさせてくれますよね。
簡単にお家で作るわらび餅ドリンクの作り方
今回はセブンイレブンで購入できる商品たちで作るわらび餅ドリンクの作り方をご紹介したいと思います。まず、今回購入したのはこちら。
材料
黒糖わらび 105円(税込)【 132kcal】
アイスカフェラテ(R)180円(税込)【70kcal】
黒糖わらび餅を細くして、カフェラテにインして混ぜるだけです。
実際に作った方の話ですと、黒糖わらびを袋の上からワシワシ揉んでも崩れるらしいです。
これで、全体のカロリーは、約202kcalですから、デザートドリンクとしてはかなりヘルシーです。
わらび餅のカロリーの低さ
わらび餅ドリンクがおすすめなのは、その美味しさだけではなないんです。カロリーがタピオカドリンクに比べてかなり低いんですよ。美味しいのにカロリーも低いなんて幸せでしかないですね。
わらび餅ドリンクとタピオカドリンクのカロリー比較
上の写真のよく見かける一般的な「わらび餅」は、内容量が180gで、約220kcal〜300kcalと言われています。よくわらび餅と合わせている「抹茶ラテ」はコップ1杯で約156kcal程度と言われています。ドリンクに入っているわらび餅が、30g程度と換算すると、約50〜60kcalほどのわらび餅です。単純計算すると以下のような比較ができます。
- 一般的なタピオカドリンクMサイズのカロリー⇨約400kcal〜500kcal
- 一般的なわらび餅ドリンクMサイズのカロリー⇨約300kcal〜350kcal
わらび餅ドリンクには他にも良い事いっぱい
最近はタピオカドリンク屋さんが、タピオカを日持ちさせる為に、シロップに2度漬けや3度漬けしたりして更に糖分が上がってきているお店もあるようです。
わらび餅ドリンクには、定番の「きな粉」が入っているメニューもあり、大豆の豊富なタンパク質や、食物繊維、ミネラル、カルシウムや、女性に嬉しい「イソフラボン」も摂取する事ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?夏のスイーツとも呼ばれる『わらび餅』がドリンクとして飲めるなんて最高ではありませんんか?お店によってこだわりや味も違うので行ける方は飲み比べてみてはいかがでしょうか。