子供の成長は嬉しいものですよね!歯の生えはじめって言ったってケアはしなきゃいけないの?と悩む方も多いと思います。今回はその赤ちゃんの歯について紹介していきたいと思います!
歯はいつから生えてくるの?
個人差があるので、多少時期が前後してもほとんど問題ありません。たいてい初めに生えるのは下の前歯(乳中切歯)です。 そして上の前歯が通常それに続きます。 下の前歯から生えるのが一般的ですが、上の前歯から生えるケースもありますいきなり奥歯から生えるということはほぼありません。前歯から奥歯へと順番に生えていき、奥歯まで生えそろうには約2年かかるのが一般的です。
赤ちゃんの歯が生え始める兆候
生後3~9ヶ月くらいの赤ちゃんのよだれの量が急に増えだしたら、歯が生え始めるサインです。
よだれの量が増えるのは、母乳だけではなく離乳食を摂取する準備に入ってはいるものの、まだ口を閉じて唾液を飲み込む機能が発達していないためです。
そのため、この時期の赤ちゃんは、よだれをたらしてしまいます。
また、歯が生えてくる徴候には、歯茎の痛みや、むず痒さもあるようです。
そのため、泣いたりぐずったりすることも多くなります。
いわゆる「歯ぐずり」と呼ばれるもので、夜泣きが増えたりすることもあります。
生える順番
6カ月ごろ▼下の前歯(乳中切歯)が2本生えてくる
10カ月ごろ▼上の前歯(乳中切歯)が2本生えてくる
1歳ごろ▼さらに上下2本ずつ生えて(乳側切歯)、上下で計8本になる
1歳半ごろ▼最初の奥歯(第1乳臼歯)が4本生えてくる
2歳ごろ▼前歯と奥歯の間の歯(乳犬歯)が生えてくる
2歳半ごろ▼奥歯(第2乳臼歯)が生えて、20本の乳歯が揃う
生えてきたらのケアは?
生えてきたといって喜んでるのもつかの間、生えてからがどうしていいかわからないものですよね。月別でケアの方法を紹介したいと思います。
生後5ヶ月前後まで
離乳食を始める前までの段階では、赤ちゃんの食事は主に母乳です。
歯が生え始めていても、離乳食を始めるまではガーゼや滅菌シートで拭き取る程度のケアで十分です。ただし、粉ミルクを飲ませている場合、乳糖以外の糖分も含まれていることがあります。そのため、より虫歯になりやすい傾向があります。拭き取り忘れに気をつけましょう。
生後10ヶ月前後から
生後10ヶ月を過ぎると、離乳食を口にする機会も格段に増えます。
赤ちゃん用の歯ブラシで丁寧に磨くようにしましょう。最初は口の中に歯ブラシを入れるのを嫌がるかもしれませんが、徐々に慣らしていくことが大切です。
乳歯が生え揃った2歳頃から
乳歯が生え揃ったら、赤ちゃん用の歯ブラシから子供用の歯ブラシに移行します。子供用歯みがき粉や歯みがきジェルを使用しましょう。乳歯が生え揃っても、赤ちゃんが自分で歯磨きをするだけでは磨きのこしが出やすいので、親御さんがきちんと仕上げ磨きをしてあげると良いでしょう。
どの時期にも共通する乳歯のケア
きれいに磨いているつもりなのに、虫歯ができてしまうことがあります。
それは、歯と歯の間に磨きのこしが原因であることが多いです。歯のすき間は、どうしても細菌がたまりやすくなっています。
歯医者さんやドラッグストアで販売されている子供用デンタルフロスは、歯のすき間にたまった細菌をきれいにする助けとなるアイテムです。歯ブラシとあわせて使うことをおすすめします。
まとめ
乳歯はとてもデリケートです。虫歯にならないように健康な状態を保つことは、親御さんにとって大変なことですよね。赤ちゃんの成長のためには大切なことです。乳歯の健康状態は、永久歯にまで影響を及ぼすこともあります。
生え始めの乳歯を守ることは、生涯の口内健康を保つことにもつながるとされています。
赤ちゃんの歯について不安がある場合は、歯科指導を行っている小児歯科医院に相談することをおすすめします。