【離乳食初期】~離乳食をなかなか食べてくれないbaby達~理由や対処法

赤ちゃんの離乳食が始まると、成長が嬉しい反面、悩ましいことも増えてきますよね。作るのも大変ですが、いちばん大きい悩みは「離乳食を嫌がる」ということではないでしょうか。離乳食は赤ちゃんがしっかり栄養を取れるようになるための大切なステップ。悩むのは当然のことですよね。せっかく作ったのに食べてくれないとなると、初番から心が折れそうになってしまいますよね。今回は、嫌がってなかなか食べてくれない理由や対処法を紹介していきたいと思います。

離乳食初期はどんな時期?

「離乳初期」と呼ばれるのが、生後5~6ヵ月ごろです。 赤ちゃんにとっては、これまで母乳やミルク中心だった生活から、いよいよ「食事」という新しい世界を体験する、大切な時期です。ごっくん期といい、唇を閉じてゴックンと飲み込む練習をする時期。大人が食べているのをじっと見ていたり、よだれが出たり、口をもぐもぐ動かす様子が見られたら、離乳食スタートです。

赤ちゃんが離乳食を嫌がるのはなぜ?

二人に一人の赤ちゃんが、離乳食を嫌がることがわかりました。時期的にも、調理の仕方や食べさせ方が変わるので、その変化に赤ちゃんがついていけてない場合もあるそうです。さて、どんな理由が考えられるのか。

▼初期(目安:5〜6ヶ月)の理由

離乳開始は、赤ちゃんがママたちが食べている食事への興味を示し始めたらというのが一般的。赤ちゃんが嫌がる場合には、まだ時期的に早いのかも?

またこの時期の離乳食の目的は、飲み込むこと、舌触りや味に慣れることはメインなので、まだうまく飲み込めない、口に入れたいという興味はあるものの、まだ舌が慣れていなかった、ということもあるようです。

赤ちゃんが離乳食を嫌がるとき、実践した対処法は?

離乳食を食べさせようとしたら「泣いてしまう」。そんな場合は、まず母乳やミルクを与えてお腹を満足させてあげましょう。その後、離乳食を与えてみます。それでも嫌がる場合は、無理強いしなくてもOK。せっかく離乳食を作ったのに赤ちゃんが食べてくれなかったら悲しいですが、まずは離乳食の時間を生活の流れの中に入れる意識をもつことから始めてみましょう。

また実、際に赤ちゃんが離乳食を食べてくれなくて悩んだ、というママ、パパたちはどのように対処していたのでしょう?実際に私の周りのママ友にも聞いてみたので、参考してみるのもおすすめです。

無理には食べさせない

嫌がるものは無理に食べさせない、という回答がいちばん多く、母子ともにストレスがない方法のようですね。

別の食べものを食べさせる

大人でも好き嫌いはあるもの。他の食材を試すなど試行錯誤する人も。別のものを食べさせたり、好きな食べ物に変えたりするのもいいですね。

少し時間をあけるずらす

赤ちゃんのお腹の空く時間がずれていたのか、少し時間を変えると食べてくれたという声も。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんが食べてくれない場合、もしかすると、まだ離乳食を受け入れる時ではないのかもしれません。そんなときは、一度離乳食を休憩しても大丈夫です。1週間~2週間、母乳やミルクだけの生活に戻ってから離乳食を再開するというのも一つの方法です。

さらに午前中に食べることが理想ですが「午前中は機嫌が悪くて嫌がるけど、夕方なら食べてくれる」という赤ちゃんもいます。赤ちゃんの機嫌のいい時間、お腹がすきすぎていない時間を選んで食べてみましょう。

母乳やミルクを飲ませる

まだ母乳・ミルクからも栄養を摂れる時期なので、無理に食べさせず、嫌がるときには離乳食はあげずに母乳を飲ませたいう人も。

特に何もしない

日々、試行錯誤するのも大変なのも。とりあえずは、特に何もせずそのまま様子を見るという声もありました。

食べさせ方を変える

作り方や食べ方を変えるだけで嫌がらなくなる場合も。手間も大きくはかからないので、試してみる価値がありそうです。食べてるところを見せてみるたり、食べさせ方を変えるというのも手かも。

味付けを変えたり状態を変えてみる

初期には味つけはできるだけ必要ありませんが、出汁を加えるなどする人も多いようですね。また、10倍かゆや野菜をつぶしたとろみを確認してみましょう。10倍がゆはすりつぶしたり裏ごししたことで、おかゆに粘りが出て食べにくくなります。おもゆや湯冷ましを足して「ヨーグルト状」にしてみましょう

「味を変えて食べさせる」
「メニューや調理法を変えてみた」

気を紛らわせる

赤ちゃんの気分はコロコロ変わるもの。環境を変えてみる、というのも新鮮味があってよさそうです。

・「お気に入りのDVDを再生して食べさせる」
・「気分転換」

離乳食を上手に進める2ステップ

スプーンを押し出してしまう赤ちゃんには、スプーンで食べることよりも母乳やミルク以外の味を知ってもらうことの方が大事です。舌が前後にしか動かないのにいきなりスプーンだなんて、階段を何段も飛ばすようなものです。

だからまずは、もぐもぐして飲み込むというステップは後にして、吸って味わうというステップを先します。

赤ちゃんが母乳やミルク以外の味を知って慣れて、舌が前後以外にも動くようになってきたら、いよいよスプーンで離乳食を口に入れてもぐもぐして飲み込む練習の開始です。

少し固めの離乳食を押し出してしまう赤ちゃんも同じです。その固さがまだ赤ちゃんの舌の成長に合っていないのだと思います。だからペースを急がずに、赤ちゃんの舌の成長に合わせてじっくり進めてあげてください。

このように赤ちゃんの成長に合わせてステップを踏むと、ちゃんと離乳食を食べてくれるようになるはずです。みんな大人になったらちゃんとご飯を食べるのですから、今焦る必要なんてないのですよ。じっくりじっくり、あなたの子を信じて応援してあげてくださいね。

おすすめの練習方法

ここまでで、

  • 離乳食の時期の赤ちゃんは舌が前後にしか動かない
  • だから口を閉じることで飲み込むことしかできない
  • スプーンや固めの離乳食を押し出すのも舌の動きが原因
  • まずは離乳食を吸って味を知り味になれることが大事
  • 舌が成長した後でもぐもぐして飲み込む練習をすれば良い

という説明をしてきましたが、ここからはおすすめアイテムを使って離乳食を「吸って味わう」練習方法をご紹介します。

【モグフィ】って知ってる?

『モグフィ』は、おしゃぶり感覚で離乳食の練習ができるアイテムです。イギリス人のご夫婦が、自分たちの子であるエドウィン君の離乳食が中々進まないことに悩んで開発したアイテムで、今では世界中で600万人の子供たちの離乳食をお手伝いしています。日本でも元モーニング娘の後藤真希さんがお子様に使っていたみたいです。

使い方

使い方は、あなたの赤ちゃんの月齢に合う離乳食を『モグフィ』に入れ、おしゃぶり感覚で赤ちゃんの口に入れてみてください。まるでおっぱいやミルクを飲むような感覚で離乳食を吸って味わってくれるはずです。最初は吸うだけかもしれませんが、しだいにもぐもぐするようになり、その過程で舌の動きが成長していきますよ。

月齢に合わせて3種類から選ぶことができますので、少しずつステップアップしながら舌の動きを成長させてあげることが可能です。

おススメモグフィ

▼チューチューモグフィ

生後4か月から5カ月ぐらいの赤ちゃん用。離乳食を全然食べてくれない子にオススメです。おかゆやスープを赤ちゃんが自分でサックから吸います。

▼モグフィL

生後6カ月からの赤ちゃん用で、離乳食をぜんぜん食べてくれない・急に嫌がるようになった赤ちゃんにオススメ。色々な味に慣れてきた赤ちゃんが自分でサックをもぐもぐします。吸ったりもぐもぐしたりで離乳食がつぶされ、サックの小さな穴から口に出ていきます。

▼モグフィプラス

生後6カ月からの赤ちゃん用。自分でもぐもぐする楽しさを体験した赤ちゃんにオススメ。モグフィLの1.5倍の容量が入ります。

でも、いつまでもずっと『モグフィ』を使うわけにはいかないですよね。
『モグフィ』の卒業タイミングは、けっこう簡単に決められるんですよ。

『モグフィ』はいつまで使うの?

『モグフィ』を使って赤ちゃんが離乳食の味を知り、もぐもぐすることに慣れてきたらたまにスプーンで離乳食を与えるようにしてみてくださいね。
これは、赤ちゃんの舌の動きの成長を確かめるためのテストです。
スプーンや少し硬めの離乳食を舌で押し出さなくなっていたら、『モグフィ』卒業です。舌が成長した証拠ですので、「モグフィで吸って味わう」を一度ストップして、「スプーンなどでもぐもぐして飲み込む」にステップアップしてくださいね。

食べないときのお助けレシピ

ブロッコリーと豆腐

<材料>

  • 豆腐 10g
  • ブロッコリー(穂先) 10g
  • 昆布だし 100ml

<作り方>

  1. 昆布だしでブロッコリーと豆腐を煮る
  2. 裏ごしして滑らかにする

まとめ

いかがでしたか?この記事を見てわかっていただけたと思いますが、生まれてすぐの頃はおっぱいを飲むのも練習が必要だったんですよ。上手におっぱいを飲めるようになったら、今度は離乳食で食べる練習です。赤ちゃんだってビックリしますから、上手に食べられなくて当然ですよね。

離乳食の役割は、「食べる」という「練習」なんです。たとえおかゆでも、赤ちゃんにとって「吸う」から「食べる」はとても大きな変化です。
なので最初から上手に出来なくても悲しむことはありません。あなたの役目は赤ちゃんの「食べる練習」に根気よく付き合ってあげることです。育児本やママ友のお子さんの離乳食ペースと比べることではありませんよ。