母乳育児はで痩せるは本当?母乳育児ダイエット法まとめ

母乳育児は自然に痩せるという話を聞いたことがあるママは多いのではないのでしょうか。

育児の方法は様々ですが、産後は母乳育児をして痩せたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな母乳育児が何故痩せるのか。その理由と母乳育児をしながらのダイエット方法をまとめました。母乳で育てたいと思っている妊婦さんママさん必見です!

母乳育児で痩せるのは本当? 

「母乳育児だと、自然に痩せるよ。」こんな話を聞いたことがあると思います。
しかし、「授乳をあげるだけで痩せるなんて…。」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

でも、実際母乳育児で自然に痩せるのは本当なんです。

母乳育児で痩せる理由①:消費カロリーが増えるから

それは、赤ちゃんに毎日授乳することによって相当なカロリーを消費するからです。
赤ちゃんによって飲む量も異なるため個人差はありますが、授乳で消費するカロリーは1日500キロ〜750キロカロリーと言われています。

このカロリーを運動で消費しようとすると、ランニングを1時間以上する必要があります。
母乳育児をしているママは、母乳を出している限り、自然に痩せてダイエットできるのは当たり前のことなのです。

母乳育児が痩せると言われるのも納得できますね。

では、赤ちゃんが1日に必要なエネルギーはどのくらいでしょうか?厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」から引用します。

・0~5ヶ月=男児:550kcal、女児:500kcal
・6~8ヶ月=男児:650kcal、女児:600kcal
・9~11ヶ月=男児:700kcal、女児:650kcal
出典:日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要

母乳育児で痩せる理由②:食事に気を使うから

 
授乳育児が痩せると言われる理由として、もう一つの理由があります。
赤ちゃんになるべく栄養のある母乳を与えたいからと、食生活に気を遣うようになるからです。
また、ママが授乳のトラブルを避けたり赤ちゃんに栄養のある母乳を与えるための食事というのは、必然的に低カロリーなものが多く、摂取カロリーを消費カロリーが上回る場合が多いのです。

母乳育児でのダイエット方法

母乳ダイエットを成功させるコツは、母乳育児を軌道に乗せることです。
初めての赤ちゃんのママは、とくに母乳がしっかり出ずに悩むことも多いでしょう。
私も悩んだ中の一人です。

母乳は食生活と密接に関係していると言われています。
母乳は、ママの血液が変化したものです。
その為母乳の質や量を良くするためには、今の食事の内容、生活を見直してみましょう。
また、授乳による消費カロリー以上のカロリーを摂取していては当然ですが痩せるどころか太ってしまいます。
母乳ダイエットを成功させるためには、食生活が一番のポイントになります。

母乳育児のダイエット方法①:水分をたくさん摂る

赤ちゃんが飲む母乳の、約90%がママが摂った水分でできています。
つまり赤ちゃんが1日に1000㎖の母乳を飲んでいるとすれば、ママの体から900㎖の水分が消費されたことになります。

なので、授乳中のママは母乳として作られる分も考えて水分補給ををすることがとても大切にまります。
水分不足は母乳の量にも影響するとされています。

水分補給必要量の目安は、尿の量+赤ちゃんが飲む母乳の量です。季節や体調にも左右されますが、できれば1日に2000~2500㎖の良質な水分を心がけるといいです。
水分補給のタイミングとしては授乳の後がおすすめです。

体を温めることも全身の血行を良くなり、母乳の出が良くなります。
白湯やハーブティーなど、カフェインレスでノーカロリーのものがおすすめです。
ハーブティーにはリラックス効果を期待できるものもあるので、お気に入りのハーブを見つけてみるのもいいかもしれませんね。

母乳育児のダイエット方法②:和食中心の食生活にしよう

油っこいものを食べるとおっぱいが詰まりやすくなる傾向があると言われています。
質の良いおっぱいを出す為にも、和食中心とした脂肪分の少ない食事がいいと言われています。
脂肪分の高い食事は、乳腺炎の原因になることもあります。
炭水化物はパンよりもお米や発芽玄米、タンパク質は低カロリーで高たんぱくな豆腐や鶏肉を食べるとよいでしょう。

どうしても甘いものが食べたくなってしまう事もありますよね。
そんな時は和菓子やドライフルーツを食べるようにしましょう。
洋菓子などはバターがたくさん使用されているので、脂肪分が高く、乳腺炎になってしまう可能性もあります。

またお母さんが薬や刺激物、タバコやアルコールを摂取すると赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす、有害な母乳になってしまいます
母乳育児では、お母さんが口にするものをつねに正しい目でチェックすることが大切です。

母乳育児のダイエット方法③:小分けにして分けて食事をとる

母乳育児をしていると1日中お腹が空いているというママも多いでしょう。
痩せやすい時期だからと言って、際限なく食べて良いわけではありません。
そういう時は、食べる回数を増やしてみましょう。
1回の食事量を減らして回数を増やすことで空腹の状態になりにくくなります。
ただし、増やすのは食事の回数だけで、1日の食事量は変えないでくださいね。

食事の回数を増やすと血糖値の上昇が緩やかになって、ふとりにくくなるともいわれています!

母乳ダイエットをしても痩せない理由は

母乳ダイエットでもなかなか体重に変化がないと悩んでいるママも多いでしょう。
ここでは母乳ダイエットで痩せない原因をみていきましょう。

母乳ダイエットで痩せれない理由①:食べ過ぎている

母乳育児をしているのに、ダイエットできないという人の90%以上は食べ過ぎていることが原因です。
完全母乳育児をしていても母乳として消費しているカロリーが多ければ、痩せないのは当然です。

むしろ太ってしまいます。

授乳中にお母さんがプラスで摂るべきカロリーは約350キロカロリーと言われています。
一度自分自身が1日にどれくらいのカロリーを摂取しているのかを把握してみるといいかもしれませんね。

母乳ダイエットで痩せれない理由①:骨盤の歪み

妊娠や出産によって、ママの骨盤はゆがみやすくなっています。
骨盤がゆがむと、代謝の低下を引き起こして痩せにくくなってしまいます。
食べ過ぎているわけでもないのに完全母乳でも痩せないという人は、骨盤のゆがみが原因かもしれません。
骨盤ベルトや整体に行ってみたり、骨盤矯正のストレッチを取り入れてみましょう。

母乳育児で痩せるのにも時期がある?

母乳育児で痩せる理由、痩せない理由は以上のようになりますが、それでは母乳育児で痩せる時期は、いつからいつまでなのでしょうか。
赤ちゃんの母乳の飲み具合やママの体質などで個人差はありますが、どのような場合もキーポイントは「赤ちゃんが母乳を飲む量」にあるようです。

『2か月頃から痩せやすくなる』

母乳育児で痩せる時期というのは個人差がありますが、一般的には産褥期が終わった産後2ヶ月頃からと言われています。
これにはお母さんの体が徐々に妊娠前の生活へと戻っていくほか、赤ちゃんも2ヶ月頃から授乳量が増えてくるからです。
単純な話で、母乳の出が増えればその分ママの体も母乳を作ろうと頑張るので、消費カロリーが大きくなります。

6~7ヶ月の節目で痩せやすい時期終了

赤ちゃんが6~7ヶ月になってくると、離乳食が始まる頃になりますね。
離乳食が始まるということは、赤ちゃんは母乳だけに頼った栄養補給をしなくなるということですよね。
必然的に母乳を飲ませる量が減ってくるので、お母さんの消費カロリーもこの頃から緩やかに減少してくるようになるのです。

母乳育児での注意のするべきこと

母乳育児で痩せる仕組みや時期が分かったと思いますが、もちろん注意しなければならないこともいくつかあります。
痩せたいという願望が強すぎて体調を崩してしまったり、母乳の出が悪くなって赤ちゃんに十分に栄養を与えられなくなるということがないように、注意点についてもしっかりと目を通しておきましょう。

母乳育児で注意すべきこと①:極端な食事制限をしない

当たり前のことですが、ダイエットを優先とした食事制限は授乳中には絶対に控えましょう。
もしも摂取カロリーを抑えたいからと、例えばこんにゃくしか食べないような食事制限をしてしまえば、自分自身が栄養失調に陥ってしまいます。
そうなると被害を大きく被るのは、ママの母乳だけが頼りの赤ちゃんで、完母で育てたいという希望が叶わなくなってしまうかもしれません

「自分だけの体じゃないんだから」という言葉は、産後も変わらないことを頭に入れておくといいかもしれませんね。

母乳育児で注意すべきこと②:おっぱいのトラブル

授乳時のトラブルで多いのは、乳首に傷ができてしまうことです。
赤ちゃんが乳首を噛んだり、引っ張ることで傷ついてしまう場合がほとんどです。
授乳する際に赤ちゃんが乳首だけをくわえていると強く引っ張ってしまうので、乳輪まで深くくわえさせるようにすると傷つきにくくなりますし。

また、ときどき授乳の姿勢を変えることで乳首の刺激を受ける部分を一点に集中しないようにすることも効果的です。
傷の痛みで授乳が厳しいときは、無理せずに授乳を2〜3日休み、傷を完治させることを優先しましょう。
また、乳頭保護器などで保護するのもおすすめです。

乳首が傷ついてしまうと授乳したくても出来なくなってしまいますよね。
このようにないためにも、授乳の際から注意をしトラブルを回避していきましょう。

さいごに

授乳中は、妊娠前よりも痩せることのできる絶好のチャンスです。
このチャンスを最大限に活かすため、産後のママにはぜひ母乳育児をおすすめします。
ただ、なかなか痩せないからといって無理は禁物です。
産後のママの体はとってもデリケートな状態です。
あくまでも、ママと赤ちゃんが笑顔で健康に過ごせるのが一番です。
いつから痩せるかなど体重のみに固執せず、「痩せたらラッキー」くらいの気持ちで構えているのがストレスもなく良いかもしれませんね。

赤ちゃんの授乳の時間を楽しみながら、ゆっくりとダイエットに取り組んでいきましょう。