【美容に最強】身近なピーナッツが美容の味方!健康にも◎

一粒食べたらまた一粒、そしてビールでごくりと流しこむ。よく柿の種とも一緒に入っていて、ビールのつまみといえばやはりピーナッツを思い浮かべる人が多いのでは?そのほかでも、料理に使われることも多いため、幅広い年代の方に馴染みの深い食材です。なかなか料理の主役になることの少ない落花生ですが、実は体に嬉しい栄養が沢山含まれています。

ピーナッツと落花生違いはあるの!?

結論から言いうと「落花生」=「ピーナッツ」です! ですが、その状態によって呼び名が変わります。

落花生…入っている状態。
ピーナッツ…殻がむかれて、豆だけになっている状態。

収穫されたままの殻つきのものは「落花生」と呼びますが、たとえばおつまみのバターピーナッツや柿ピー、パンに塗るピーナッツバターなどの加工品は「ピーナッツ」と呼ばれています。他にも和菓子に使われるときは「落花生」と呼ばれることが多く、比較的新しい商品や洋風のものでは「ピーナッツ」と呼ばれることが多いです。

落花生の驚くべき効果

落花生の脂質には不飽和脂肪酸のオレイン酸とリノール酸が多く、悪玉コレステロールを減らして、動脈硬化を予防します。また、抗酸化作用のあるビタミンEや皮膚に潤いを与えるビタミンB2、整腸作用のある食物繊維なども豊富に含まれており、美容と健康を保つ手助けをしてくれます。

◎悪玉コレステロールを下げる

ピーナッツの脂肪のほとんどは太りにくい植物性の脂肪で、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果のあるオレイン酸・リノール酸(不飽和脂肪酸)です。

◎抗酸化作用で、細胞を丈夫にする

ピーナッツにも多く含まれるビタミンEは強い抗酸化作用があり細胞を丈夫にし、老化、がん、心筋梗塞、脳卒中予防に。

◎美容にも良い

ピーナッツには若返りのビタミンといわれるビタミンEも多く含まれています。この成分は強力な抗酸化作用で細胞を丈夫にしてくれるので、若々しい見た目を保つことができます

◎記憶力向上効果がある

ピーナッツに含まれる「レシチン」は神経伝達物質アセチルコリンを作り出し、脳の神経細胞の働きを活発にします。記憶力の向上効果があるピーナッツには受験や勉強のおやつに適しています。

◎冷え性や血行不良にも良い

さらにピーナッツに多く含まれているアミノ酸のアルギニンは血行を良くし、冷え性や血行不良による肩こりを改善します。

◎二日酔いを抑えてくれる

ピーナッツに多く含まれるナイアシン(ビタミンB3)は二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分

もちろん、食べすぎには注意!!

1日のピーナッツ摂取量の上限目安は30粒と言われています

◆太る原因に

ピーナッツのカロリーは、100gで585kcal。そのうち、タンパク質が26.5g、脂質が49.4gです。およそ半分が脂質

肉野菜炒め定食や、ファストフード店で、軽く食事をした時と同じくらいのカロリーがあるのです。

◆消化不良をおこす可能性も

落花生は、消化があまり良くない食品です。
そのため、落花生を食べ過ぎると、消化不良を起こすことがあります。

アレルギーにも注意

落花生に限ったことではありませんが、同一の食品を大量に食べることによって、体がアレルギー反応を示すことがあります。

そうなってしまうと、非常に厄介ですので、一度に沢山食べることは避けた方が賢明でしょう。

炒って薄皮ごと食べるのがベスト

そして、落花生の栄養素の中で一番注目したいのが、薄皮の部分に含まれるレスベラトロールというポリフェノールです。レスベラトロールは強い抗酸化力を持つため、健康食品や化粧品に用いられることも多く、ベリー類やブドウにも含まれています。

レスベラトロールの最大の特徴は、普段は眠っている状態の長寿遺伝子に働きかけて細胞を活性化させることができるという点です。そうすることで細胞が若返るので、若返りと長寿の栄養素と呼ばれています。今まで薄皮を剥いてしまっていた方は、今日から薄皮ごと食べることを心がけましょう。生やゆでたものよりも、炒ったものを薬効が高い薄皮ごと食べるのが栄養価的にはベスト。成分が凝縮される上に、ナイアシン、パントテン酸、食物繊維などは炒ることによって倍増します。炒った豆をすりつぶしてピーナッツバターにしたり、味噌・砂糖を加えてから炒ってピーナッツ味噌にするのもおすすめ。生野菜にピーナッツオイルのドレッシングをかけてもいいですね。動物性油脂よりもヘルシーです。市場に出回っている生のものはほぼ国産なので、新鮮なピーナッツが手に入ったらぜひいろんな料理に使ってみてください。

おすすめピーナツ料理

≪れんこんとナッツの酢豚風炒め≫
486kcal / 15分

ピーナッツ30 g (薄皮付き)
にんにく1/2 片
長ねぎ10 cm
れんこん小 1 節 (150g)
豚ロースかたまり肉150 g
サラダ油大さじ 1
[A]片栗粉小さじ 1
[A]しょうゆ小さじ 1/6
[A]塩少々
[A]酒大さじ 1
[B]片栗粉小さじ 1
[B]しょうゆ大さじ 2
[B]塩ひとつまみ
[B]砂糖大さじ 2
[B]酢大さじ 3
[B]酒小さじ 1

  1. 【下準備】豚肉は1.5㎝角に切る。長ねぎ、にんにくはみじん切りにする。れんこんは1.5㎝角に切り、水にさらして水けをきる。
  2. 豚肉にAをもみ込む。
  3. Bを混ぜ合わせる。
  4. フライパンにサラダ油を熱し、長ねぎ、にんにくを炒める。香りがたったら豚肉を加えて炒め、肉の色が変わったら、れんこん、ピーナッツを加えて2分ほど炒める。
  5. れんこんに火が通ったら、Bを加えて全体にからめ、汁けが少なくなってとろみがついたら火を止める。
揚げずに炒めて作る手軽な酢豚風のおかずです。甘酸っぱい味わいがあとを引き、ごはんもお酒もどんどん進みます。れんこんやピーナッツは肌や体内に潤いを与えてくれる食材。乾燥しやすい季節に作ってみてください。
≪ささみと野菜のピーナッツペーストあえ≫
231kcal / 25分
【材料】
キャベツ200g
ささみ2本
塩2つまみ
酒大さじ2A
ピーナツバター大さじ2A
砂糖小さじ1A
醤油小さじ1/2
  1. キャベツは15mm幅にざく切りする。ささみに塩をまぶす。
  2. 鍋にキャベツの1/3量をしき、ささみを置き残りのキャベツをかぶせる。塩ひとつまみ(分量外)と酒をふり蓋をして弱めの中火で10分程度蒸し焼きにする。
  3. 途中ささみの上下を返し火を通す。
  4. キャベツは水気を切り、ささみは手でほぐす。
  5. A ピーナツバター 大さじ2、砂糖 小さじ1、醤油 小さじ1/2を混ぜ合わせ3と和える。

【ポイント】

*ピーナツバターは甘さ控えめの良質なものをお使いください♪
*Aを電子レンジでかるく温めると和えやすいです。

ささみと野菜をコクのあるあえ衣であえました。食材はそれぞれクッキングシートで包んで蒸すことでしっとり仕上がり、色もきれいになります。ピーナツペーストは無糖のものを使い、砂糖の量で好みの甘さに調整を。
≪鶏もも肉と里芋のピーナツバター煮込み≫
342kcal / 30分
【材料】

鶏もも肉2枚

里芋600g

サラダ油小さじ1杯

パクチー(刻む)適量

ピーナッツ(刻む)適量

粉唐辛子適量

A

砂糖 大さじ1杯

酒 大さじ3杯

みりん 大さじ3杯

しょうゆ 大さじ3杯

水 300cc

B

ピーナッツバター 大さじ1杯

豆板醤 小さじ2杯

【手順】
BEFORE COOKING下ごしらえ

鶏肉は大きめの一口大に切る。
里芋は皮をむき、大きければ半分に切ってボウルに入れ、塩大さじ1と2分の1(材量外)をふり、もみ込んでぬめりを出し、すすいで塩を落として水気を切る。

  1. フライパンにサラダ油を入れて中火でしっかり熱し、鶏肉の皮目を下にして、強火で焼く。焼き色が付いたら裏返し、色が変わったら里芋を加えて、つややかになるまで炒め合わせる。
  2. A を順に入れてなじませ、沸騰したら、クッキングペーパーなどで落しぶたをして20分中火で煮る。
  3. 里芋がやわらかくなったら、Bを加えて混ぜる。器に盛り、香菜とピーナッツ、粉唐辛子をふる。
弾力のある鶏もも肉を、里芋とピーナツバターでこっくりと仕上げた煮込みです。和風の煮物が苦手、という子どもも、これならパクパクと食べてくれそう。豆板醤の辛みはお好みで調整してください。

まとめ

落花生は「高カロリーで太りやすい」「ニキビができる」などマイナスなことを言われがちですが、実は美容にも健康にも嬉しい食材なのです。ご紹介した食べるラー油かピーナッツバターを作っておけば、上手に食生活に落花生を取り入れられるのではないでしょうか。ピーナッツバターはクッキーやマフィンに混ぜ込んで焼いても美味しいですし、炒め物に加えるだけで香ばしさをプラスできるので是非試していただきたいです。